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研究主題『持続可能な学びを実現する学校づくり』~自ら課題を見つけ、解決できる生徒を育てる~

世の中の大きな流れや、地域の様々な課題の中で、生徒が自分事として未来を考え、自律した学びを進めることができる学校づくり。それが、本校の2年間の研究です。

持続可能な学び

「持続可能な学び」とは、本校では大きく3つの側面を考えています。
一つ目は、内発的動機付けをされた、主体的・継続的な学びです。自ら学びに向かう授業、学習の機会を研究します。このような「自律的な学び」を、「個別最適な学び」「協働的な学び」を意識しながら進めていきます。

個人に応じた学習スタイルで学ぶ生徒(社会科)


二つ目は、続可能な社会を目指す学びです。ESDのアプローチとして、ホールスクールアプローチ、インフュージョンアプローチの2つを、教育課程に位置づけて進めていきます。

家庭科の授業でフードマイレージを考え、数学科でだしの濃度を、社会科ではSDGsを軸に質問づくり、英語科ではうどんの作り方を英語で作文、技術科で作ったお箸で食べた。

三つ目は、コミュニティースクールの活用です。学校運営協議会、地域学校協働活動を一体的に進め、地域に根ざした豊かな教育環境構築を進めていきます。学び手は、生徒、教職員、保護者、地域の方、つまり、この学校に関わるすべての人です。「持続可能」とは、自分自身が学校と関わっているときだけでなく、一生を通じての学校とのつながり、また、生涯学習につながる教育課程という意味合いもあります。その視点での授業づくりも進めていきます。

令和6年度 第1回白浜中学校コミュニティスクール

2年間の研究では、学校や、教育の「あり方」を考える機会にしたい思っています。人間社会だけに目を向けるのではなく、自然、地球、宇宙といった、大きな視野(ノンヒューマンの視点)で物事を見ること。人権や平和を国際的な視野で考えること。自分自身を見つめ、自分やみんなの幸せを願うこと。こういった想いを、再現性のある、有用性のある取組として提案します。

聖心女子大学 永田佳之教授 萱原真希さん によるワークショップ

楽しみながら、多くの方とのご縁を大切にしながら、進めていきます。よろしくお願い致します。


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